49歳のmini1000サーキットデビュー
三和トレーディングのミニ講座に触発され、インターネットで探し出したmini1000は『いい感じに落ちた車高』『年代を感じさせないスモークグレー塗装』『黄色いセンターマフラー』『黒のオーバーフェンダーにクラシカルなホイール』まさに思い描いたカフェレーサールックに一目惚れです。しかし冷静に見直せばヒビだらけの内装、エアコン&ラジオレス、4輪ドラムブレーキにノンサーボ、グズグズに腐ったラバコン、慢性的なオイル洩れのエンジン・・・と、かなりヤレた相棒となりました。
もともと大型二輪で箱根ターンパイクや筑波サーキット走行会などを時々楽しんできたオーナー、当初この古い1000ccのスペックには半信半疑ではあったものの、筑波サーキットでのノーマルエンジン初走行、その後SCCJインタークラブ参戦にあたって満遍なく手を入れ整備されたminiの変化(現仕様は別記述)に楽しさを感じています。
オートバイとは違う4輪の安定感は怪我の心配を減らし、いじり過ぎなければ家族受けも良い。タイヤ代はオートバイ2本分で12インチ4本が替えられるコストパフォーマンス、雨風にも負けないサルーンの室内スペースは日常的な利用を可能にし、家族を乗せてサーキットへ自走をも可能にするこのミニ1000は、この上ない“大人の嗜み”と言えるでしょう。
筑波サーキット1分16秒台へ突入した現在の課題は《コーナーリング速度の上昇》です。蛇足ですが現仕様でも十分1300ccとトップスピードに差を感じないエンジンですが、ロックすらしないブレーキングによってブレーキングポイントが手前過ぎ、そのまま旋回速度が低くなって立ち上がり脱出速度も低いまま、回転の合わないファイナルのためアクセルはベタ踏みに・・・悪循環になっています。出来ればブレーキ強化(ピストン比の検討、サーボ付にもしたい)とトルク増大(SU1/4⇒1/2キャブ口径拡大)を図り、スムーズなドライビングテクニックを皆さんへ披露したいと考えております。
おそらくオートバイを楽しんできた方には、この小さな英国車で怪我をせずに楽しめる面白さは共有して頂けるのではないでしょうか?タコメーターとコーナー出口に焦点が合わなくなってきても、とにかく走らせていると楽しいのです。さて“今年50歳”まだまだ落ち着いてなんかはいられません。
(ミニ1000仲間のオーナー談)
《現在仕様》
エンジン:スイフチューン1,030cc
キャブ:SUツイン1-1/4
マフラー:オーナーオリジナルマフラー
ダンパー:GAZ減衰調整付
ショック:強化ラバコン(F)、純正ラバコン(R)
ホイール:リボリューション 6J×12インチ
タイヤ:ヨコハマA048 165/55/R12
ブレーキ:純正ディスク化(F)、アルミフィン(R)
その他:強化ロアアーム、リアネガキャンブラケット、コア増ラジエター、オイルクーラー増設など色々と手を入れ始めたら止まらなくなってきました。
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