テンションロッドの続きです。
このテンションロッドの先端はフロントサブフレームの両サイドに付いているブラケットにブッシュで前後に挟み込んでいます。このブラケットの補強を考えてみましょう。
一般的な走行では全く問題は発生しないと思われがちですが、ハイグリップタイヤ、エアコン重量、4ポットキャリパー、12インチタイヤによる重量増等、各部に対する負担は1959年型ミニ850の時代から比べると相当大きくなっている事は確実です。
ミニに限らず自動車は多くの部分が若干曲ったり歪んだりしながら走行している訳で、重量の増した日本仕様のミニでは、ブラケット部分に問題が発生する事が多いようで、この取付け方が唯一の弱点なのです。
画像は83号車のブラケット補強部分です。このような補強によってブラケット強度を確保しています。
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