以前No.09で、1100(1098cc)のエンジン付きのカナディアンミニの事についてお話致しましたが、
このロングストローク・ミニをなんとしても速くしたいといった信念をお持ちの方が日本にも多少おいでの様ですので、このくらいがBESTといった所をお伝えいたします。
とにかく10%排気量の大きいエンジンですから10%トルクも大きい事になるわけで、75馬力は無理にしてもその中間の50〜60馬力までに抑えたチューニングの方法は・・
No.01 フライホイールの軽量化(出来ればバランス取りも)
No.02 カムの交換(MD256ぐらいが適当)
No.03 高圧縮比にする(おそらくヘッドG/K交換が最安、次に面研1mmぐらいが安価)
No.04 ヘッドを面研する場合同時にポート研磨とポート拡張
No.05 1’1/2SUシングル(オリジナルを使用)でインレットとタコ足を選ぶ(ニードルも)
No.06 リヤマフラーはトルク不足にならない程度の物
上記を全て行うと「止まらないミニ。」になること間違いなし!
フロントディスクにする予定なら、リヤの配管も要交換改造ロングストロークを利点と考えるチューニングならこれぐらいで!!
ご予算にもよりますがある程度の出費になると結局1275ccの中古エンジンをオーバーホール+ダイナミックバランス程度で70馬力前後に簡単になってしまうのでやっぱり1100ccエンジンへの多大な投資は
お近くのミニが良くわかるミニスペシャルショップに相談してみてください。
エンジンの手軽なチューニングから本格的なサーキットレースに至るまで
その投資が見合っているかと言う事で、それぞれのミニオーナーの考え方一つで、大幅に異なりますが無駄な方向だけは上手に避けるべきでしょう。
SU1’1/4ツインキャブの1030ccの三和ミニが1800ccのMGBよりも速く、なんとポルシェよりも順位が上で2時間耐久レースでクラス優勝も出来ることを正確に判断してください。
三和ミニが1030ccでありながら、とんでもないスペックはどこにもありません。
全て市販品の組み合わせでドライバーもここ1年でやっと速く走れるようになったわけで、なにか特別な種類のガソリンやタイヤは一切使用していないのです。
重量も600kgオーバーのままですし、エンジンも公道を十分走れる状態なのです。(室内はうるさいですが・・)
これは適確な正しいチューニング投資と正確な計算で勝利したと言えるでしょう。
いつかぜひ、筑波サーキットで写真通りの38号車を見に来てください。
次回の走行予定は2007年9月2日(日)です。
ぜひミニチャレンジカップ(筑波サーキット)へ足をお運び下さい。 |