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No.12  
触媒付きのミニ1000チューニングにはどの様なエクゾーストシステムが向いているのかと言う事ですが、個人的には安価で耐久性が高く、あまり音量の太くならないほうがミニ1000チューニングには良いと言えます。

先々走行会やレース参加もお考えなら、ただ太くて高価なステンレス製や、あまりに大音量のタイプは、レース参加の為に触媒を外した際、トルク不足の問題と音量が規制に引っかかる恐れもあります。

RC40シングル&ダブル、ルーキー車検対応、ペコ1000用などがポピュラーで一番安価と言う点では、やはりスティール製となります。
又、現在販売されているステンレス製エクゾーストシステムのほとんどが1300キャブとインジェクション用に作られている為にミニ1000には不向きなモノが多く、「ぬけ過ぎ」、「トルク不足」となりやすいためです。

1000用も1300用も値段が同じなら1300用がお買い得と考える方は多いかと思いますが、それは間違いです。ナイキのシューズを購入する際に、二つ上のサイズを選択する方はいないはずです。それが同額だからとしても。

ミニ1000に限らず全てのチューニングパーツは用途に合わない物は、いくら安価でも、カッコ良くても、まるでダメ。7000RPMしか回らない車に対して、22,000RPMまで目盛りのあるF1用タコメーターを付けるようなことになり、何のためのタコメーターだか解らない。

上記のスティール製エクゾーストは、「以前にも同じ事が書いてあった」とお気づきの方もいるとは思いますが、ここから先がチョットだけ異なる説明となります。まず、触媒(キャタライザー)の事ですが、この部品は相当大きな抵抗となり、排気ガスの流れを大きく妨げているわけですが、装着したまま排気ガスを出来るだけスムースに流動させるためには少しでもキャタライザー出口のところで抵抗を減らす事が重要で、キャタライザーの直後に空間のスペースを作るのが一番簡単で確実な方法なのです。
円筒形の中間タイコ(中身は入ってない)とお考え下さい。
一般的に中間タイコは消音のための予備のサイレンサーですが、ここでは排圧を開放するためのスペース的役目をさせるわけです。これで流速はかなり上がる事になります。
次回はそのサンプルをお見せ致しましょう。
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