今回は、ライトスイッチとライトスイッチハーネスの交換です。
96年式までのミニの電装系部品で壊れやすい場所がライトスイッチです。
ミニには、ヘッドライトとライトスイッチ間のハーネス(配線)にヘッドライトリレーが付いていない為に、常に12ボルトの電圧がライトスイッチに通電しています。この状態で何年も経つと経年劣化からスイッチの接点が通電しづらくなり、さらにスイッチに負担がかかってライトスイッチが壊れる事になります。
そして更に、ライトスイッチに接続されている3極のコネクターやコネクターから延びるハーネスが、長い間熱にさらされた事によってボロボロになっているミニもあるはずです。
純正部品ではヘッドライトとライトスイッチ間のハーネスに交換パーツの設定が無かったため、高価なメインハーネスごと交換するしかありませんでした。そこで弊社ではハーネスの一番痛みやすい所だけ交換出来るように『品番TRKHR ライトスイッチハーネスリペアキット』を開発いたしました。
もしライトスイッチを交換するとき、ハーネスやコネクターが痛んでいる様ならば、ぜひ交換する事をおすすめします。
また交換するライトスイッチにも種類がありまして、純正タイプの物に対してルーカス製のロングエクステンションタイプの物があります。これはミニ用の物ではなく、元々MGシリーズ用の物ですがボルトオンで装着することが出来て、スイッチの柄が長くなっているので使い勝手が非常にいいスグレモノですので交換してみてはいかがでしょうか。
※ご注意
配線を切ったりギボシ端子を作ったりと、ショート(電気的短絡)する危険のある電気配線作業をしなければならない為、電気の知識や工具を持っていない方は、お近くのミニ スペシャルショップに相談してみて下さい。
交換方法です。
安全のため、必ずバッテリーのマイナス端子を外してから作業を始めてください。
スイッチパネル裏側のヒーターユニットを固定しているネジ2本をプラスドライバーで外し、ヒーターユニットを下側に少し動かすとスイッチパネルの裏側に手が入るスペースが出来ます。スイッチパネルの裏側からライトスイッチをしっかり摘んで上下に軽く動かしながら押すとスイッチパネルからライトスイッチが外れます。
この時、ハーネスとコネクターの状態を良くチェックしてみて下さい。
ハーネスの表面は変色していませんか?
コネクターの端子は焼けていませんか?
劣化しているようでしたら早めに『ライトスイッチハーネスリペアキット』へ交換しましょう。
コネクター部分から適当な所でハーネスを切断してください。ライトスイッチリペアハーネスキット付属のメスのギボシ端子を切断した3本の配線に取りつけます。ライトスイッチハーネスリペアキット側の配線3本には、オスのギボシ端子が取り付けてありますので、あとは配線の色を間違わないように接続するだけです。
新しいライトスイッチをスイッチパネルに取り付けてからにコネクターを差込み、最後にバッテリー端子を接続すれば作業は終了です。
ライトスイッチとハーネスの状態を確認された事がないミニオーナーの方はぜひチェックしてみて下さい
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