現在、4気筒エンジンの多くはクランクジャーナルが5ヶ所ありますが、半世紀も前に設計されたミニでは発売当初848cc(34bhp/5500rpm)からジャーナル部を3ヶ所で抑えています。よって1959年に誕生したミニを現代的なパワーへチューニングアップしていく課程で、クランクはねじれ、曲がり、ベアリングが焼き付くなど強度不足に起因する不具合が生じます。この対策のひとつとして、前説No.4でも触れたセンターメインキャップをご利用頂いているオーナーも多いことでしょう。
しかし特別な部品で抑えなくとも、ネジレる事なく、力を伝えられるクランクシャフト本体の強度が必要であり、自分のクランクがEN40Bと呼ばれる強靭な合金であるか否かが注目されます。
ある英国チューナーにナイトライドとタフトライドのクランクについて聞くと、 |