|
今年もグッドウッド・リバイバルが9月の13・14・15日に行われました。このイベントは1940年代、50年代、60年代のノスタルジックムード満点の世界最大にして最高のモ—タ—レーシングパーティーです。歴史あるサーキットに当時活躍した名車が一堂に会し、それをドライブする人も、整備するメカニックも、観戦する観客も、全てがロマンチックなタイムカプセルで完全に覆われた会場で、レースの魅力にドップリ浸かれる内容満載の3日間を過ごすことができます。そこに身を置くと、本当にタイムスリップしたかのような不思議な感覚になり、時が経つに連れ自分が歴史の中の人物になってその世界に存在していることに気付きます。スターリング・モス、ジャッキー・スチュアート、リチャード・アットウッド、ジョン・サーティース、デレック・ベル等、モータースポーツの先駆者を間近に感じながら、当時のフォーミュラカーやGTカーが全速力で駆け抜けていく様はまさに圧巻です。
60年代の名車として忘れてはならないミニ。アルファロメオ1600GTA、ロータスコルチナ、フォードギャラクシー等が参戦する St Mary's Trophy に5台のクーパーSがエントリー。ご存知英国を代表する名エンジンチューナー、スイフチューンもワークス体制で参戦。レース直前のグリッド上では金塊を強盗するイタリアンジョブのパフォーマンスを披露して、モニターを見る観客を喜ばせていました。レースでは、ストレートで大排気量車に差をつけられるも、コーナーでは四輪ドリフトで敵に迫る大混戦。結果は、オリバー・ギャビン、ニック・スイフトがドライブするスイフチューンワークスチームが見事クラス1位、総合で5位となった。次いでラウノ・アルトネン、ジェイソン・スタンレーがクラス2位、総合8位となり、またもスイフチューンエンジンはこの大舞台でクラス1位、2位を独占する大成功を収めました。
下の写真は、今年の会場の様子です。St Mary's Trophy の結果はコチラ(pdf) >>。
ニック・スイフトの車載映像はコチラ >>。 |