6月16・17日のブランズハッチは両日とも晴天に恵まれ、「2012 Mini Festival」は大盛況のうちに幕を閉じました。
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当日はイギリス国内やヨーロッパ各地から30以上のクラブを含む何百というミニがこのケント州のインディサーキットに集結し賑わいを見せました。注目のクラブパレードでは、一周約2kmのサーキットを2周、248台の新旧ミニが埋め尽くしました。初日はランチを取りながらのんびりした空気の中で、17日はレースの合間の午後の時間に行われ、各クラブの思い思いの演出は観客からの大喝采を浴びていました。また、スタントドライバーのラス・スイフト氏によるパフォーマンスでは、お馴染のタイヤを鳴らしてのパラレルパーキングを披露。スペースをより小さくしての挑戦は見事に成功。2輪走行ではサーキットをまるまる1周走り切ってしまいました。一方、ジョン・エヴァンス氏による頭にタイヤを載せてのバランス取りは、これまでの10本を抜いて11本の世界記録を達成しました。そして終盤には本物のミニを頭上でバランス取りして観客を驚かせました。他にも往年のラリーミニのデモンストレーションや航空ショ—が行われ、全ての人の目を楽しませていました。
レースでは、ミニセブンに28台、ミニミグリアに25台の、計53台の過去最多となるレーシングミニがダブルヘッダーに挑み、初日の予選から熱い戦いが繰り広げられました。ミニセブンの決勝では6台が抜きつ抜かれつの大混戦の結果、マックス・ハンターが2戦とも勝利。ミニミグリアでは、ポール・トンプソンとピーター・ボールドウィンがそれぞれ1勝をもぎ取った。一方、25台のMK1クーパーSと1台のライレーエルフの計26台が出走したアングロフレンチバトルレースでは、グリン・スイフト(スイフチューンのオーナーであるニック・スイフトの父)とビル・ソリスの活躍で、イギリス勢が1-2-3を独占。注目の三和トロフィー40分耐久レースには、26台のMK1クーパーSを主とした28台が出走、ピットインしての39名のドライバー交代を含むノスタルジックなレースが展開され、 1位 ジョシュ・ビービー、 2位 パトリック・ブレイクニーエドワード/ニック・スイフト、 3位 バリー・ウィゾ・ウイリアムズ が特製ガラストロフィを手中に収めた。テレビ番組 ”StrictlyComeDancing“ で有名なジェームス・マーチンは、13位という結果であった。
スペシャルパレードでは、サイレンを備えきれいにレストアされた1960年代のミニクーパーのパトカ—や、午前中にデモンストレーションを行ったラリーミニ等が参加しました。
最終レースは、このイベントの優勝を決定する新旧ミニ混走のハンディキャップレース。ニューミニは旧ミニを捕まえきれず、旧ミニの1-2-3-4フィニッシュとなった。優勝したのは、ミニセブンレーサーのポール・スパーク。2012年ミニフェスティバルのチャンピオンに輝いた。
来年の「MINIFestival」は、2013年6月22・23日。更に大きくなってブランズハッチに帰ってきます。お楽しみに。
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